オフィスの先行引っ越しの1週間後、予定通り、本引っ越しが完了。
2年半ほど住んだ中軽井沢の賃貸の部屋を引き払った。
新居は本物の木の家なので、新建材による化学物質だらけだった前の家とは室内の空気からして違う感じがある。頭痛持ちのツレがこの家では頭が痛いと言うことがかなり少なくなったのが、空気の良さを現しているのではないかと思う。
引っ越しから4ヶ月経ち、夏、秋を過ごし、冬を迎えるが、夏のこの家はびっくりするくらいに涼しく快適だった。
ただ、マイナス気温を記録するようになった最近はちょっと寒さが気になるようになった。
もともと玄関、土間、キッチンのドアには、はっきりと光が漏れるくらいの隙間があり、入居後に一度、補修してもらったが、なおっていなかった。リビングの掃き出し窓のサッシも最近になって、風のある日にすきま風が入ってくることに気がついた。風が吹かなくても、サッシの隙間部分に手を当てると冷たい感じがわかる。外気温が低いときは、リビングの窓側半分がひどく冷たい感じがするくらいだ。
このうち玄関と土間のドアは完成から4ヶ月経った先日、ようやく直してもらえた。この隙間がなくなっただけで、かなり、玄関と土間の冷たさが和らいだ感じがする。
あとはキッチンのドアとリビングのサッシが直れば、本来の性能を発揮してだいぶ暖かい家になるのではないかと思う。
タイルベースのキッチン。
もちろんシステムキッチンのようなメーカー品ではなくすべて手作りだ。
階段途中の窓から見えるアカマツ。
リビングから見上げた2階和室。
当初の設計ではここはただの壁となっていたが、あえて障子にしてもらった。
2階和室の障子の横に円窓を付けようかと思ったが、この障子の横に円窓を付けるのはちょっとうるさくなるのではないかと、ツレから言われ、それではと、場所を代えて付けてもらったのが、キッチン上の壁。
当初真ん丸い円窓で考えていたが、最後の最後に建築士のRさんの手によってこのような思い切った形になった。
ちょっと遊んで明かりも点くようにしてもらった。
和室側から見た障子。
この障子の斬新な貼り方もRさんが提案してくれたもの。
和室押入れのふすま。
あまり大仰でなく自然な感じの柄を選んだ。
取っ手は西村健一商店で扱っている陶楽ようへん丸というもの。
http://www5.ocn.ne.jp/~obeya/moku/moku3.htm
ワンポイントのアクセントとして思い切った色にしてみた。このウェブ上の画面でしか確認しないで選んだので、赤い陶器が果たしてうまく合ってくれるか少し不安だったが、みごとに馴染んでくれた。
土間の電灯はレトロ感溢れるこういうのを付けてもらった。